LOUVRE - DNP MUSEUM LAB
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第10回展「古代ギリシアの名作をめぐって — 人 神々 英雄」で開発された鑑賞システム3種がパリ・ルーヴル美術館に
古代ギリシアの文明と美術をテーマとしたDNP五反田ビルの第10回展(2013年2月1日〜9月1日)で開発した8種の美術鑑賞システムのうち、3種がパリ・ルーヴル美術館内、古代ギリシア・エトルリア・ローマ部門美術の常設展示室に設置され、2014年9月24日から一般公開がスタートしました。
古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門の展示室は、「サモトラケのニケ」や「ミロのヴィーナス」などルーヴルを象徴する作品を含み、ギリシア美術コレクションとしては世界最多の来館者が訪れます。今回の鑑賞システムは、異なる文化背景を持つ多様な来館者にギリシア美術に親しんでもらえるよう、作品理解の最初の手がかりとなる地理的、歴史的な背景情報や、ギリシア神話に登場する神々の特徴を視覚的に識別できるものなど、作品鑑賞をサポートする目的で設置されました。
公開初日はオープン直後から大盛況で、世界各国から訪れた多くの来館者が鑑賞システムを活用した作品鑑賞を楽しんでいました。
【古代ギリシア世界】
1000年を超える歴史を持つ古代ギリシアは、現代におけるギリシアをはるかに超える広範な地域に広がり、その影響を受けた芸術が大きく発展しました。このシステムは、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門常設展示室観覧の見学コースの入口付近に設置され、古代ギリシア美術の理解の最初の手がかりとなる地理的、歴史的な背景情報を約4分間の映像番組で概観いただけます。
【ギリシアの神々と英雄】
この鑑賞システムは年間600万人が訪れるという、ルーヴル美術館の中で最も人気の高いエリアの一つ、≪ミロのヴィーナスの間≫に設置されています。古代ギリシアの神々や英雄を、視覚的な特徴(アトリビュート)から識別する方法を知ることができます。展示室にはアポロンやアフロディーテなど、このシステムに登場する神々の彫刻が展示されているので、得た知識を作品の鑑賞に、すぐに役立ていただけます。
【アンタイオスのクラテル、ギリシア陶器の傑作】
古代ギリシア陶器の傑作《アンタイオスのクラテル》の鑑賞補助ツールとして開発された鑑賞システムで、ルーヴル美術館として初めて作品の展示ケースと解説機器を一体化した作りとなっています。目の前に展示されている作品の3D画像をタッチパネルディスプレイで自由に動かしながら、作品ポイントを高精細画像で観察したり、解説情報を見ていくことができます。じっくりと作品の鑑賞が深められると、五反田の展覧会でも好評いただいたシステムです。
9回展
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