LOUVRE - DNP
MUSEUM LAB


ミュージアムラボとは? / コンセプト

■見かたが変わる、見えかたが変わる。

美術作品を鑑賞することは、私たちに感動や喜び、さまざまな“気づき”をもたらしてくれます。ルーヴル - DNP ミュージアムラボは、多様な技術や手法を活用しながら、より一層豊かな視点を持って美術鑑賞を楽しんでいただくためのプロジェクトです。

■ルーヴル美術館の作品からはじまる、「見かたが変わる」体験。

ミュージアムラボは、パリ・ルーヴル美術館とDNP大日本印刷による共同プロジェクトとして2006年に活動をスタートしました。 活動の中心となる東京・五反田の専用スペースでは、独自の観点と技術で開発されたマルチメディアコンテンツを使って多様な切り口からルーヴル美術館の作品をじっくり鑑賞する、ユニークな展示を開催しています。このほか、ワークショップやインターネトなど、さまざまなアプローチ方法による作品の「見かたが変わる」体験を通して、作品の見えかたそのものが変わっていくことの楽しさや驚きを実感していただきます。

■人と作品がより豊かにつながるために。それがプロジェクトの原点。

ミュージアムラボの原点は、作品と観客との間をつなぐもの すべてを“メディアシオン(媒介)”ととらえ、美術館における作品と人の関係の最適な方法を探究してきたルーヴル美術館の考え方にあります。DNPもまた、多様な文化・価値観を認め合う社会の実現を願い、ビジネス・文化活動の両面から生活者のための新しいコミュニケーションの具現化に貢献してきました。 ルーヴル、DNP双方の、人と作品がつながることで広がる可能性への共感が、ミュージアムラボが願う美術鑑賞の出発点となっています。

■作品との対話を通し、感覚をひらき、自分をひらく。

美術鑑賞は、ただ作品に視線を向けるというだけではなく、見る、知る、感じる、考えるというプロセスを通して視点を豊かしにし、想像力と感受性をもってその意味を読み解く行為です。 見る人にさまざまな発見や刺激、感動をもたらし、新しい視点をひらく体験。この、人と作品との間にコミュニケーションが立ち上がるような豊かな関係こそが、ミュージアムラボが叶えたい美術鑑賞のかたちです。

■ミュージアムラボの3つの探求テーマ

ミュージアムラボは以下のテーマを探求し活動の中に活かすことによって、人と作品がより豊かに関係を取り結ぶ手助けをしていきたいと考えています。

(1)「見る」
意識を持って目の前の作品を見る力を、来館者自らが育てていく学びの仕組みを開発します。

(2)「知る」
作品のよりよい理解を助ける、伝えたい知識の内容にふさわしい情報提供のあり方を探求します。

(3)「感じる」
作品を鑑賞する楽しさが実感として残るような体験の設計と、その体験がその後の美術鑑賞に活かされていく方法論を提案します。

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