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女性の肖像 通称《ヨーロッパの女性》
紀元2世紀前半
ヒマラヤスギ(Cedrus sp., Pinaceae)、蝋画、一部に金箔
縦42.5cm、横(下部)24cm、横(上部)17.4cm、厚み1.2‐1.6cm
おそらくアンティノポリス出土
パリ、ルーヴル美術館、MND 2047
© 2008 Musée du Louvre / Georges Poncet |
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1951年に骨董商ロジェ・カワムから取得した作品で、ルーヴル美術館の「ファイユームの肖像画」のコレクションの中で一番最後に収蔵された肖像画です。板は肩に沿って切り抜かれているため、頭部の幅が肩の幅に比べて狭くなっています。ディジョン美術館に所蔵されている、考古学者アルベール・ガイエが発見した肖像画と様式が似ていることから、都市アンティノポリスの出土と推測されています。肌の色が非常に白いことから、この若い女性はルーヴルのコレクションに加わった当初より《ヨーロッパの女性》と呼ばれていますが、それ以外の根拠は何もありません。若い女性の魅力や少し伏せがちの右向きの視線、卓越した芸術性といった点から、ルーヴル美術館の肖像画コレクションを代表する作品と見なされています。
真珠のような肌を持つこの若い女性の顔の特徴は、大きな目が鑑賞者ではなくやや右側を見つめていることで、これは非常に珍しい例と言えます。髪は後ろにひっつめた形で、耳は覆われていません。髪留めで三つ編みが冠のように固定され、その髪留めの金でできた頂部が念入りに描かれています。胸に留められた楕円形の大きなブローチや耳飾りの他、真珠の首飾りも身につけていますが、首から胸の上部までが金箔で覆われているため、首飾りは隠れて見えません。埋葬の際、肖像画に金箔を付け加えることはしばしば行われましたが、このように首に金箔が張られた例は他にありません。 |